椎名林檎トリビュートアルバムについての感想を連ねてみる

「好きな歌手は？」って聞かれたら「椎名林檎です！」とこたえます。

（そのあとの「あ～、ぽいねぇ」とか言ってくるヤツ。大体の女性は椎名林檎が好きなんじゃないのか？オリンピックまで手がけるようになって、もはやNHKとズブズブに仲良しの椎名林檎さんをわざわざ嫌いという人のほうが少ないんじゃないのか？お前のこれまでの観測範囲でモノを言うのは自由であるが、その一言がいかに意味のないものかを理解するのが身のためぞ。）

上記のように椎名林檎への愛が重たすぎるせいか、今回のライブツアーはことごとく外れました。おとなしくDVD化を待ちます(´；ω；｀)

ということで、新アルバム『アダムとイヴの林檎』について、自己満足企画として各曲へのコメントをつらねます。

視聴は、こちらの特設サイトから。
アーティストからのコメントも見れるので結構面白くてオススメ。

アダムとイヴの林檎

posted with カエレバ

ヴァリアス Universal Music =music= 2018-05-23

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・theウラシマ’S 「正しい街」

Produced by ”⻲”田誠治、からの、ウラシマ’ｓということみたいです。
スピッツの草野マサムネさんのボーカルで、1曲目にはもってこいって感じの豪華さですね。
正当なカバー、正当な演奏を聴いている、良い意味で優等生な印象。

・宇多田ヒカル&小袋成彬 「丸ノ内サディスティック」

椎名林檎が宇多田ヒカルのトリビュートアルバムに参加して、宇多田ヒカルが椎名林檎のトリビュートアルバムに参加して、二人で曲も出して…。同期サイコーかよ！？って感じですね。
『アダムとイヴの～』のアルバムと一緒に小袋さんのデビューアルバムもダウンロードしましたが、この「丸の内サディスティック」は小袋さんっぽい曲になっているような気がします。宇多田ヒカルが１人でカバーしていたらまた違った曲調になっていたのかもしれない。

歌詞の「青噛んで熟（イ）って頂戴」は「青姦でイってちょうだい」という意味であるという、嘘か本当かわからない噂がありますが（かつての椎名林檎を考えると全然ありえる）、宇多田ヒカルVer.のほうが、より「青姦でイってちょうだい」と聴こえやすい気がしますが、多分気のせいです。

・レキシ 「幸福論」

はい、サイコ～～～～～！

曲の最初に「幸福論！」って掛け声がはいっているのも、ゆるくポップな感じもサイコ～～～～～！

ライブでは拡声器持って叫ぶように歌われる「幸福論」がこうやってカバーされるとは。

・MIKA 「シドと白昼夢」

MIKAっていう日本の歌手かなと思ったら、あのMIKA！？えっ？どういうつながり！？

って感じでした。

でもこちらもレキシと同じく、「あなたには殺されていもいいわ」なんて歌っているとは思えないくらいのポップでラフな曲調になっていて、カバーの醍醐味が凝縮されている感じです。

・藤原さくら 「茜さす帰路照らされど・・」

原曲に近い感じですが、藤原さくらさんの声色がすごくこの曲に合っていて、聴いていて心地よい。

アレンジも富田ラボさんなので、椎名林檎らしさを残しつつ良い感じ。

・田島貴男(ORIGINAL LOVE) 「都合のいい身体」

存じ上げなかったのですが、ピチカートファイブとかをやってた方なんですね。

「元の曲が大人数のオーケストラで演奏されたゴージャスな曲だったので、逆にシンプルに、オルガン、ギター、ドラムのトリオ編成で60’sジャズロック風にアレンジしました。」というコメントを読んだ後にもう一度聴くと、なるほど確かにシンプルながらも渋い感じになってる。

（あまり知らないのでコメントが薄い）

・木村カエラ 「ここでキスして。」

木村カエラちゃん、完全に大好きなのですが、これに限っては、木村カエラがカラオケで歌った「ここでキスして。」って感じがして辛い…。

「ここでキスして。」を聴いているはずなのに「Butterfly」に聴こえて辛い…。

木村カエラちゃんが歌手デビューのきっかけはえらいさんと行ったカラオケでYUKIを歌ったことというエピソードがあるのですが、本人が選曲しただけあって、ナルホド確かに椎名林檎というよりはYUKIって感じがする。

亀田誠治さんと伊澤一葉さんという東京事変そのまんまのメンバーが参加していて原曲に近いから？と思ったけど、でも、うーん。

宇多田ヒカルトリビュートアルバムで、浜崎あゆみがカバーしたやつは、浜崎あゆみっぽくて、でもちゃんとカラオケではなくてカバーって感じがするのに、なぜ。

youtu.be

・三浦大知 「すべりだい」

三浦大知への関心が薄すぎるので特に感想はないのですが、男性が歌う「すべりだい」いいなって思いました。（雑）

・RHYMESTER 「本能」

このアルバムの中で、もっともアレンジ？というか自分たちっぽくできてるのではないでしょうか。

最初聴いたときはしっくりこなかったけど、何回か聴いているとクセになるスルメソング！

・AI 「罪と罰」

いちばん好き！AIのパワフルな歌声と曲が完全にサイコー！！

「私はいつも「罪と罰」から遠ざかりたいと思って生きてますがこれ歌ってる時は思いっきり「罪と罰」を楽しませてもらいました。w」

っていうコメントもラブリー。

・井上陽水 「カーネーション」

宇多田ヒカルトリビュートアルバムのときも思ったけど、井上陽水が歌うと井上陽水の曲に聞こえる不思議。しかも、嫌じゃなくて自然に普通に聴ける不思議。

こうやって大御所になっても年下の人のカバーをするってすごいことなんじゃないかなあ。

・私立恵比寿中学 「自由へ道連れ」
・LiSA 「NIPPON」

この２曲については声が似ているように聴こえて、どっちがどっちを歌っているのかわからなくなります…。年かな…。

でも、どちらも、いい意味で椎名林檎と対極にある明るいアイドルっぽさみたいなものが含まれていて、もともと下を巻きながらロックな感じで歌っているものを、ここまで自分らしく（？）歌い上げられているので、ループで聴ける感じ。

・松たか子 「ありきたりな女」

AIに次ぐ、すごいやつ。すごい。

原曲も胸の奥底の気持ちを絞り出すように歌う、ちょっと重ためな感じ（でも曲は普通のきれいな曲）ていう印象でしたが、それを女優であり歌手である松たか子が歌うと、一段とすごい。

藤原さくらにしても松たか子にしても選曲がパーフェクトすぎる。

コメントもまたイイんです。「凄いことを言い切る人だな、と改めて思わされましたが、不思議と勇気にも似た感情が生まれるような・・、やっぱり怖い、素敵な曲でした。」

今まででいちばん自己満足な書き物で、割と文字数が多くなってびっくりしてます。

とりあえず、おすすめです。お粗末さまでした。