一家言・・・?
いっかげん【一家言】
① その人独特の主張や論説。
② 一つの見識をもった意見。 「教育については-をもっている」大辞林より
ひとり暮らしを始めたのが大学生のときなので自炊歴10年以上。
まあこれくらいの年数があれば問題ないかなと思って、一家言という言葉を使ってみました。
なんで自炊が気になったのか
自炊について考えを巡らせたきっかけはこちらの雑誌を買ったからです。
ズボラ自炊BOOK☆みたいなものも好きですが、こういう読み物っぽいもので平々凡々なおかずが載っているものが特に好きです。
結構ページ数も文字量も多いので、これは立読みよりも自宅で紅茶を飲みながら読むのが良い感じの雑誌。
& Premium特別編集 料理家たちの、ふだんの食卓。 (マガジンハウスムック)
中身はこんな感じ。
料理研究家の方のご自宅のキッチンと普段の食事がレシピ付きで載っています。
一家言:美味しいものを食べることが大切。美味しいに決まっている物を作れば美味しい。
で、一家言なのですが、
「美味しいものを食べることが大切。美味しいに決まっている物を作れば美味しい。」
という一言に尽きます。
美味しいものを食べることが大切
私は不良なので食べたいものを食べたいだけ食べます。
カロリーよりも栄養よりも、その瞬間に食べたいものが大切です。
(しかし胃袋が小さいのであまり入らない。ぐぬぬ)
(ビビリなので食生活が荒れているときはお守りがわりにビタミンサプリを摂取。)
健康は大切ですが、それよりも良い気分で美味しい(と自分が思うものを)食べることが大切だと思います。それは自炊したものであり、外食であり、友人と食べる深夜のマクドナルドのポテトです。
美味しいに決まっている物を作れば美味しい
- 自炊することは素晴らしい(?)
- 時間がないから、面倒だから自炊を頻繁にできない(?)
- 自炊をせずに外食やカップ麺を食べるのはよろしくない(?)
上記の3つは、なんとなく同意できるのではないかと思います。
前述した一家言「美味しいものを食べることが大切」から見ればこれらは全て吹き飛ぶのですが、とりあえず自炊についてもうちょっと考えてみます。
初めて作った味のキマらないおかずより、カップヌードルのほうが美味しい場合は多々あります。カップヌードルの安定感はスゴイ。
では、豚バラ肉を、油をひいたフライパンでこんがりと焼いて、塩コショウをかけたらどうでしょうか。豚バラ肉を固まったままの状態で投入して焼きムラができないかぎり、失敗はなさそうです。そして、美味しいはずです。
気が向けばレタスか水菜などの葉っぱをちりばめて、彩りが欲しいならプチトマトでも添えれば、完全に美味しいおかずのできあがりです。
これならば、先程登場した初めて作った味のキマらないおかずよりもカップヌードルに勝てる可能性は高そうです。
私は、自炊というのは、栄養を考えて美味しいものをつくる作業ではなく、確実に美味しいものを手軽に作る作業ではないかと思います。別にカップヌードルが好きなら毎日カップヌードルで問題ない。(ちなみに私はとんこつラーメンを愛しているので週5でとんこつラーメンが可能です。ドヤ)
でも、日によってはカップヌードルよりも、先程のこんがりと焼いた豚バラ肉に塩コショウをかけたものが勝つ可能性があるのではないでしょうか。そのときに食べたいから、確実に美味しいから、行なう作業が自炊であって、粛々と惰性で行なう自炊はあんまり面白みがなさそうだなあと思います。
おわりに
わざわざ文字におこすことでもない。シャワーを浴びながら考え事をして、その考えも流してしまって差し支えない。
でも、まあここに書き残すことも悪くないかなと思いました。
自炊の継続ってたぶんハードルが高くて(特に男のひと)、でも私はそんなに苦痛じゃないなあと思って考えたのが今回の一家言でした。
歳を重ねるにつれて思うことは、なるべく気分良く美味しいものを食べたいし(だから外食先でホスピタリティがいまいちだとテンションだだ下がりする)、
食事は必要なことでありながら楽しいことでもあるのだということです。
ということで、夜も更けてきた頃におかしを漁り始めるのでした。おしまい。