まずは孫引きって何かという話から。
簡単に言うと「引用の引用」です。
論文で他の人の研究成果に言及するときは、
知覚は経験を前提にしているのである(Drucker, 1993, p. 335)。
という感じで書きます。
つまり、例文では、「知覚は経験を前提にしている」というのは「ドラッカーさんが言っていたことを引用しています」ということを示すために「(Drucker, 1993, p. 335)」と書いています。
この論拠はAにあると示すのが普通の参考文献のやり方です。
では、孫引きとはなにか。
簡単に言うと「引用の引用」です。
Bさんが「Aさんは~~~と言っています」と論文中で書く
↓
Cさんが「Bさんの論文では~~~と書かれていました」と書く
という感じ。
もうちょっと具体的に書くと、
318さんが「ドラッカーさんは~~~と言っています」と論文中で書く
↓
Cさんが「318さんの論文では~~~と書かれていました」と書く
なんとなく、おわかりでしょうか?
引用の引用をすることで原著論文にたどり着けない状態となっています。
基本的に文献を参照する際は原著論文を記すことが基本です。
では、ブログなどのWEB上の簡単な書物の場合は?
@@を調べるにあたってはこちらのブログを参考にさせていただきました。
と書いた上で、ブログをご紹介したとして、そのブログからさらに他のサイトに飛べる状態になっています。
(誰かが提言したものではなくて、集合知的な感じですね、ふむふむ。)
もちろん、論文とブログは訳が違うし、この場合においては、キュレーションという考えも含めなければいけないのでややこしい問題です。
ということで、たぶん、ネットにおいては前述のように何らかの知識をまとめてくれてあるブログを貼ることで問題ないはずですが、自分のなかでなんとなくモヤモヤする案件となっています。
答えは特に出ていないのですが、なんとなく、モヤモヤ。