突然、秋みたいなお天気になって、1周回って裏切られた気分です。
ノースリーブワンピースだとちょっと寒いくらい。
さて、最近読んだ本を2冊。
きのう何食べた?
あらすじを乱暴に言うと、男性2人暮らしの日常生活についてお料理を中心に描かれている、という漫画です。
作者のよしながふみさんがお料理をされる方のようで、レシピから調理時のコツまで書いてあって、この漫画を読んだ後は登場したレシピを必ずいくつか作っています。きっと冷蔵庫にあるだろう食材を使ったレシピなのでもはやレシピ本としての意味もあるんじゃないかな・・・!
そして、男性2人暮らしを特別なものとして描かずに、淡々と描いているのもまた良い。
14巻になって、主人公2人は確かに歳を重ねていって、彼らの知り合いのお孫さんは赤ちゃんから小学生になって、時間はどんどん流れていっているというのがストーリーと絵からわかるのが、なんともしみじみ。
これからも電子書籍じゃなくてコミックで買い集めたいな。
おしゃれと無縁に生きる
村上龍のGOETHEでの連載をまとめた文庫本。
カンブリア宮殿で最後にさらさらっと書く感想のほうがマシなレベルのエッセイ集でびっくりした。マザーハウスの女性起業家の方が書いたあとがきの方が良かった。
村上氏、文才はあるけど、たぶん人間としては悟りを開いた神様のような人ではなく普通の人間らしい人間、もっと言えばどこにでもいるオジサンなんだなと思った。私はこの人が仕事として書いた分厚い小説だけを楽しみたい。
雑誌の連載だったので1つ1つは短いので、とりあえずパラパラと読むには良いのかも。