漫画を読むのが好きなので、大学生時分はよく買っていた。
しかし、本棚の限界とともにKindleに移行。
そして最近はついに漫画喫茶的なところでパラパラっと読むようになった。
読むスピードでいくと、完全に今が一番コスパ良いのですが、「持たない」という状態(お気持ち)に至るまでに時間がかかった。持たないというのはめっちゃ楽。

さて、直近では、『賭ケグルイ』という漫画を読んでいます(今も連載中)。
ざっくり言うと、『カイジ』『LIAR GAME』と同じようなジャンルですが、この2つと異なる点は絵がキレイなところ。
漫画である以上、絵がキレイ(好み)ってのは大事だと思います。

しかしながら、それ以上にグッと来た漫画があったので、ご紹介させてください!
それがコチラ↓『響~小説家になる方法~』です。

ちょうどのタイミングで映画化の一報が・・・!
裏切りがあって、爆発や破壊があって、戦って・・・というものではないですが、確かに面白いので漫画以外の方法で煮たり焼いたりしたくなる気持ち、わかる。
そして、主人公が平手さん。めっちゃわかる。わかりみ。

natalie.mu

タイトルからほとんどわかるのですが、あらすじはこんな感じ。

とある文芸編集部の新人賞宛に送りつけられた、直筆の投稿原稿。
編集部員の花井は、応募条件を満たさず、
ゴミ箱に捨てられていたその原稿を偶然見つける。
封を開けると、これまで出会ったことのない
革新的な内容の小説であった。
作者の名は、鮎喰響。連絡先は書いていない・・・

主人公は響ちゃん、15歳。
圧倒的な文才を持つ女の子。そして彼女の所属する文芸部の部長は、小説家を父に持つ女の子。
という至ってシンプルなお話なのですが、『恋は雨上がりのように』*1とはまた違う、素朴さがいい味を出しています。
ほかに素敵な点をあげると、「あからさまな悪者や悪意を持った人がいない」、「それぞれの登場人物の気持ちがよくわかるのにそれでも面白い」といった感じでしょうか。
あと、小説を扱うという点においては、『いちご100%*2』と似ていて、漫画の中に小説が登場するけど、その小説の内容については細かく触れられることはありません。
「響ちゃんが書いた小説がすごい」「響ちゃんが書いた小説のあらすじはこんな感じ」という描写は出てくるけど、その小説の文章が細かく登場するわけではなく、とにかく小説を巡る周りの人々の人間模様を描いています。

わざわざブログに書いておいて何ですが、ストーリーはすごくシンプルなので、あらすじが読むきっかけになるとは思えない。現に私も、なんとなく本棚から手にとったことがきっかけでした。
しかも、読んだ結果、良いなと思うかどうかは人によると思う。
となると、読んだ上でグッと来たら読み続けてください、というなんとも言えないオチになってしまいます。良さをうまいこと伝えられずもどかしい・・・。

身も蓋も無いけど、映画化されるくらい面白いから読んでみて!!!

*1:昭和っぽい絵柄で、ストーリーも王道ラブストーリーっぽい感じ。至極爽やかに最終回を迎える、あえてこの時代に王道で戦うという戦略により勝利をおさめた漫画。

*2:少年ジャンプの伝説的エロカワ漫画。主人公の男の子は映画を撮りたくて、脚本を書いて、同級生の女の子(エロカワ)たちに演じてもらうのですが、脚本には一切触れられず、毎週毎週とにかくラッキースケベが発生するという漫画です。(超訳)




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